功さん家のブログ

ひとりごと

宮田 和実さんの話

 
     宮田 和実さんの講演を聞きました。
 
現在、NPO法人、栃木県中途失聴・難聴者協会の理事をしていて、
 
那須塩原で陶芸をしたり、手話、読話の講師をしたり、NHKの「ワンポイント手話」にも出演しています。
 
       詳しくは「宮田 和実」で検索して下さい。


放送作家をしていて、ある日耳の聞こえが悪くなる。
 
それは、それまで築いて来たものが崩れた瞬間でもあった。
 
 不便さは克服できる。しかし、一番の辛さは、人とのコミがとれないこと。
 
 補聴器→手話→読話 ・・とコミの方法を獲得していく。   * コミ = コミュニケーション
 
聞こえなくなった時に死を考えたことも。もともと人生は修行と考えていた。
 
しかし、自殺することは放棄すること。
 
人生を悲観して死のうと思った訳ではない。社会の役に立ってきたが、今は必要ない人になってしまった。
 
だけど、ここで死を選ぶと、役に立たない人は死んだ方がイイということになる。
 
それは認めることはできないと思った。そして、このまま難聴者として生きて行くことにしたと。
 
 
 障害者となり、社会からいろんな恩恵を受けた。今は、社会から借りたものは社会に返す・・ということで
 
難聴協会の活動をし、今、難聴者の立場で生きている。でも、諦めた訳ではない。
 
今後は人工内耳、再生医療も試してみたいと思っている・・とのこと。


 
誰かが「人生を全うすることが大切」と教えてくれた。
 
苦しい時は、何か大きなものに試されている・・と思うことにしている。
 
宮田さんのお話は、こころにズシンと入ってきた。素晴らしい2時間でした~。
 
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               月見草   花言葉は・・うつろな愛