宮田 和実さんの講演を聞きました。
詳しくは「宮田 和実」で検索して下さい。
放送作家をしていて、ある日耳の聞こえが悪くなる。
それは、それまで築いて来たものが崩れた瞬間でもあった。
不便さは克服できる。しかし、一番の辛さは、人とのコミがとれないこと。
補聴器→手話→読話 ・・とコミの方法を獲得していく。 * コミ = コミュニケーション
聞こえなくなった時に死を考えたことも。もともと人生は修行と考えていた。
しかし、自殺することは放棄すること。
人生を悲観して死のうと思った訳ではない。社会の役に立ってきたが、今は必要ない人になってしまった。
だけど、ここで死を選ぶと、役に立たない人は死んだ方がイイということになる。
それは認めることはできないと思った。そして、このまま難聴者として生きて行くことにしたと。
障害者となり、社会からいろんな恩恵を受けた。今は、社会から借りたものは社会に返す・・ということで
難聴協会の活動をし、今、難聴者の立場で生きている。でも、諦めた訳ではない。
今後は人工内耳、再生医療も試してみたいと思っている・・とのこと。
誰かが「人生を全うすることが大切」と教えてくれた。
苦しい時は、何か大きなものに試されている・・と思うことにしている。
宮田さんのお話は、こころにズシンと入ってきた。素晴らしい2時間でした~。
月見草 花言葉は・・うつろな愛