人生、時々贈り物がある。苦しいことがあっても前向きに生きていると何かイイことが
ある。たまにイイことがあると、又歩いて行ける。その繰り返し・・。
前の病院にリハビリに行っていた時のこと、作業療法士の先生が、専門誌の表紙に応募
してみないか?と言われて応募したところ、表紙になりました~。去年のことです。
<表紙のことば>
1999年(平成11年)12月30日、クモ幕下出血で倒れました。53歳でした。
それから1カ月間意識不明の状態が続き、9カ月間の入院、3度の手術、そしてその
後遺症として、言語障害、右半身麻痺の障害が残りました。そして、環境アセスメントの
仕事をしていたときに覚えた植物の名前が、記憶の中からすっぽりと抜け落ちてしまいました。
左手で絵を描きはじめてから6年になります。絵を指導してくださっている先生は
「一度覚えたものはちゃんとどこかに残っているはず、植物の絵はすごくいいよ!」と。
ときには啄木の歌にあるような「友がみな・・・・」の心境になることも。しかし、
そんなときには今まで支えてくださった多くの人たちの顔を思い浮かべます。特に
ここまでにして下さったリハビリの先生方には“感謝の念”でいっぱいです。
“与えられた第2の人生”を楽しく、有意義に過ごせたらと思っています。
2008年10月