リハビリ終了して、戻って来るなり「今度、先生に対しての態度を改めるから」と。
/ ん？どういうこと？
/ リハビリするたびに診察を受けなくてはならなくなったので、待ち時間が長いとイライラして、 それが先生に伝わるらしく、僕が診察室に入ると、先生が「ニコッ」と笑うんだわ。
/ 笑うの？
/ キット、仕方ない奴だと思ってるんだ。よく考えると、先生が悪いんじゃあなくって、そうしなくてはならないからやってるだけ。
若い先生なのに、右手の筋肉の構造を丁寧に説明してくれたり、
今の状況を聞いてくれたり、長い時間を使ってくれた。
と、すっかり若い整形外科の先生に取り込まれてしまった様子。
お医者さんは、リハビリの度にひとりひとり受診しなくてはならなくなり、仕事が余計増えて大変なんだよ！といくら私が言っても聴く耳を持たなかったのに、お医者さんの「ニコッ」で一気に若い医者を信頼し、
ファンになってしまった様子。医師の笑顔、一言は患者にとっては何よりも重い。
どうも、待たされるとイライラが顔に出て、先生がそれを察知して、
きょうはどんな顔でやって来るのかを考え、先手必勝とばかり笑顔で迎えてくださったのでしょうか。
これからは、少しぐらい待たされても、きっとイライラ顔、しないと思います・・？
