功さん家のブログ

ひとりごと

宮崎進(シベリア・鎮魂のカンバス)

 
 NHKAM10:05~「歌うコンシェルジュ」で、宮崎進を取り上げていた。
 
8月1日の日曜美術館で取りあげてから、今回で2回目。
 
 貨車に詰め込まれて輸送される捕虜は、バタバタ死んだ!
 
1945年、終戦の暮れの事でした。
 
             零下70度のシベリア。
 
             餓えと苦しみの中、強制労働。
 
             立つかしゃがむか、ウロウロするばかり。
 
 
シベリアをモチーフにした作品は、人々を驚愕させた。
 
1988年「絶望」は、麻を使った作品。
 
   人間が人間であって、人間でない。先の見えない不安と絶望は人を狂わせる。
 
 
「HAND」は、地の底から救いを、希望を求めている。
 
        全てを作り出したのが「手」
        「手」は生きることの象徴
 
    人間程、素晴らしいものはない。
    人間が大好きという。
 
これからも人間そのままでいたい!
自然にあるがままに、あるように生きていきたいという。
 
  6万人が異国の土になり、眠っているという。
 
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戦争は人を人でなくしてしまう。人でいることの難しさ、哀しさ・・そして無念のまま死
んでいった仲間への「鎮魂」の意味を込めて命を懸けてカンバスに向かう
 
 淡々と語る宮崎さんの、なんと優しいお顔。乗り越えてきた苦難の道を想像させない。
 この強さはどこから来るのでしょうか?