が宇都宮美術館で開催されておりそれが11月4日で終了となる。
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今日は秋晴れ、今日こそはと出かけました
残念ながらチワ丸は館内には入れません
館内は、さながら教科書の中の世界に飛び込んだ様。
1955年(S30)、「虹いくたび」の装丁を東山魁夷が手掛け、それ以来親交があったとか。
二人が共に、樹木の霊的な息吹に敏感に反応する感性の持ち主だった
ので、共鳴し合ったのではないか?と。
自筆の書簡が展示されているのだが、川端康成は柔らかい温かみのある文字。
林芙美子の文字は、女らしい可愛らしい文字。
三島由紀夫は、力強い、真っすぐな文字。
太宰治の書簡は、なが~い。生活の苦しさを訴えて、自分を見捨てないで!と切々と訴えている。
東山魁夷の作品な中で「星の夜」というF6サイズ位の作品がある。
この作品が、夢があって、こころ魅かれました。
それから、魁夷作の色紙が展示されていました。
そこには『私ハ生カサレテヰル 野ノ草ト同ジデアル 魁夷 』
やはり、これだけ卓越した才能があるひとが野の草と同じ、と言い放つとは?
含蓄のある言葉です!
それからもうひとつ、
川端康成は「知識も理屈もなく、私はただ見てゐる。」と言ってるが
凡人の私は「知識も理屈もある振りをして、したり顔で見ている。」
凡人は時には甲羅を纏わないと生きては行けませんでも・・あら恥ずかしやですねぇ~。
帰り車の中では、久しぶりにクラシックを聴きながら、高揚した気分で帰途に着きました
野葡萄(のぶどう)