ひな祭りの夜、「トイレに行って来る」と言って、そのまま行方知れずになっていた3歳の心ちゃん、
変わりはてた姿で・・。この犯人は、この子の両親の心も殺してしまったということに、
気付く日は来るのだろうか?
今朝の読売新聞の編集手帳を読んで、涙がでました。
編集手帳 2011.3.5.
「忘れたままでいたい歌がある。その歌を思い出すのは、いつも、むごい事件のあとである。
幼いわが子、古日(ふるひ)を亡くし、山上憶良(やまのうえのおくら)は詠んだという。
<若ければ道行き知らじまいはせむ黄泉(したへ)の使(つかい)於負ひて通らせ>(万葉集・巻五)
◆幼い見ゆえに、黄泉(よみ)への道も知りますまい。
冥土からのお迎えの使者よ、贈り物(略)をします。
どうか、おぶって連れて行ってやってください・・・・。
女の子も3歳、自宅のそばと保育園に通う道のほかは知らないだろう。・・・・・・・・・」
*原文のままで一部を抜粋しました。