功さん家のブログ

ひとりごと

描き残された命の花たち

展示会の主催者の小久保さんより、功さんのコーナーに、こんな素敵な言葉を頂きました。
 
   「描き残された命の花たち」
 
今年の3月22日、突然の訃報でした。 まさか・・・
 
奥さんの誠子さんの言葉がそれを物語っています。
 
  「あっけなかったのよ、本当にあっと言う間の最期で・・・」
 
堤 功さんとは私が市福祉センター絵手紙講座で3年間在籍中座席が向かい合わせの位置でした。
 
絵手紙を始めた頃の私は描けない絵に悩みました。
 
堤さんは話すことも障害があって、言葉少なに、そしてゆっくりした口調で言ってくれたのです。
 
「僕も動かなくなった手を動かせるように絵をかきはじめた。描いていれば・・・きっとかけるようのなるよ」
 
星野富弘さんを連想させられました。
 
 彼は実物(庭に咲く花など)を細やかに観察し、わずかに動く左手で時間をかけて少しずつ少しずつ
 
描き進んでいきました。(利き手は右手だったそうです。麻痺で動かなくなりました)。
 
素敵な絵です。彼から交流で頂いた絵手紙は、私の大事な宝物です。
 
”いつかきっと・・・”そんな想いを持ち続けさせてくれる からです
 
 今回の展示会に彼の描き残した命の花たち遺作作品を多くの方々に見て頂こうと考えました。
 
誠子さんに声をかけると「本当?いいの・・・」
 
彼もきっと天国からちょっと恥じらう笑顔で見てくれていると思うのです。
 
彼の命の刻みを込めたたくさんの絵を見て下さい。
 
        小久保治子  ・・・原文通り    小久保さんの作品です!
 
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